みどりのゆびの庭づくり
みどりのゆびってどんな会社?
『有限会社 みどりのゆび』は、ペイザジスト ( 自然風景式庭園デザイナー ) グロッセリュックによる、自然と共存した完全無農薬の庭づくりの設計、施工、管理業務を行う会社です。ベルギー人であるグロッセリュックは、ベルギーの造園学校マリモン・エコール・シュペリウールを卒業後、数々の庭に携わった後 1987年に来日しました。その後、埼玉を本拠地に日本にて庭園を創り続けてきました。その中には、岩手県花巻市東和町立西洋風ガーデン、安城市デンパーク、桐生グランドホテル、横浜プリンスホテル ( フラワープロムナード ) など自治体や企業の庭から個人庭園があります。現在は、岩手県の大自然の中に居を構え、これまでの庭づくりに加え、より自然の神秘の世界を伝え広げるための自然の学校エコール・グロッセを通して、園芸療法実践家のグロッセ世津子と共に全国各地で講座やワークショップを行っています。
「みどりのゆび」の由来
私たちは、「有限会社 みどりのゆび」という、モーリス・ドリュオン作の『みどりのゆび』という童話から名前を頂き、1987年から庭作りをしてきました。この童話は、“みどりのゆび”という不思議な親指を持つ少年チトのお話です。世界中のどんな場所にでも花を咲かせることができる、チトの不思議な親指...そんなチトの能力に気づいたのは、庭師のムスターシュおじさんでした。そして、チトはこの親指を使って世界中に花を咲かせ平和を実現して行くのでした。
この童話に感銘を受けた私たちは、チトに倣って今日まで庭作りをしてきました。私たち自身、これまで薬を使って庭を維持するということは考えたこともありません。それは自然界は、それを必要としないという確信があり、当たり前のことだと思ってきたからです。
まだまだ薬を一切使わずに庭を維持することは浸透していませんが、一方で、これ以上地球を壊したくな
い、という思いを強くしている人が増えています。 そのために「暮らしの中の庭からベランダからできること」がある、と信じて、「みどりのゆび」風庭づくりをますます広めて行きたいと思っています。